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Eccles, John Carew
エクルズ、ジョン・カルー
1903-97
メルボルン生まれ。
神経生理学者
メルボルン生まれの神経生理学者であり、ウォナンブールとメルボルンのハイスクール、メルボルン大学で教育を受け、1925年にヴィクトリアン・ローズ奨学生としてオクスフォード大学へ留学した。エクルズはオクスフォードで博士号を取得し、1927年から1934年までエクセター・カレッジでフェローとして、1934年から1937年まではモードリン・カレッジのフェロー、生理学講師として英国に留まった。1937年から1943年まで、シドニー病院にある兼松記念病理学研究所の所長としてオーストラリアへ戻った。1943年から1951年まで、ニュージーランドのオタゴ大学で生理学の教授として務めた後、彼は再びオーストラリアへ戻った。1951年にオーストラリア国立大学にある、医療研究所のジョン・カーティン・スクールで生理学の教授になり、1966年までその地位にあった。1958年にナイトの爵位を授かったエクルズは、1957年から1961年まで、オーストラリア科学院の会長を務めた。1963年10月、神経細胞刺激の化学的過程に関する研究で、A.L.ホジキン、A.F.ハクスリーとともに、ノーベル生理医学賞を受賞した。彼は1962年の王立協会のロイヤル・メダルを含めて、他にも多くの賞や勲章を授与された。1966年から1968年までシカゴの生命医学研究所で教授職を務め、1968年から1975年までニューヨーク州立大学で特別教授を務めた。72歳で退職した彼は、スイスへ渡り執筆活動を続けた。
見国裕也0701