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Drysdale River
ドライズデイル川
西オーストラリア北部キンバリー地方を北に向かって流れている川。
この川は1886年にC.A.バーロウズによって発見され、命名された。この川の名前は、おそらくこの地域の開拓者の名前に由来していると思われる。全長は440キロにおよび、クロスランド・クリークCrossland Creekとギブ川Gibb Riverが合流して形成されている。ネイピア・ブルーム湾Napier Broome Bayでティモール海に流れ込んでいる。この川の上流は原生林の茂るドライズデイル川国立公園を通過している。毎年、雨期にこの川は氾濫するが、渓谷にあるアボリジナルのロック・アートは、その氾濫にもかかわらず、1万年以上前のものと考えられるものが残っている。
1908年にニュー・ノーシアからのベネディクト会の修道士によって、パゴウPagoにドライズデイル川布教所が設置されたが、1932年にカランバラKalumburuに移設された。1943年に布教所は日本によって爆撃され、死傷者が出た。1932年には、世界1周中のパイロット、バートラムとクラースマンが、水上飛行機でバーニア岬に軟着陸した40日後に、アボリジナルに発見されるというでき事があった。彼らはポート・コックバーンを目指して歩いていたのだが、そこは地図上に地名はあったものの、1世紀以上前に放棄された定住地であった。
新林秀亮1001