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Cossack
コサック
西オーストラリアの中西部、パースの北1,480キロ、ロウバンの北東12キロに位置する。
人口:わずか(1996)、60(1933)、229(1881)。
開拓者たちに食料品などを供給していた、ウォルター・パドバリーの小船にちなんで、かつてはチェン・ツィン・ハーバーTien Tsin Harbourと呼ばれていた。コサックへの入植は1863年に始まり、この地域の先住民Jaburraraとの争いがすぐに始まった。名前がコサックに変わったのは1871年、ウェルド西オーストラリア総督が軍艦コサックで訪れたときである。1887年にはロウバンRoebourneの港として独立した自治体となった。最初の石造建築、郵便局と電信局が建てられたのは1882年である。初期の建築は、サイクロンから家を守るため、トタン屋根をセメントのブロックに鋼で取り付けて飛ばないようにした、木造の建物であった。1888年マリーナMallinaで金が発見された。このゴールドラッシュによって、コサックの港としての重要性は高まった。1900年代から港は廃れ、ポイント・サムソンPoint Samsonが地域の港になった。1910年には自治体も解消された。歴史的遺跡の整備は1976年にはじまり、1979年、西オーストラリア150周年記念に事業は完成した。真珠採りの基地としても一時期主要な町であった。真珠採取が重要であった19世紀の名残が、町の墓地の一角にある日本人墓地に見られる。
左近幸村・藤川隆男0203