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Colonial Office
植民地省
植民地を管轄するロンドン政府の官省。その起源は1660年設立の植民地評議会Council of Foreign Plantations (1672年に貿易及び植民地評議会Council of Trade and Plantationsに改称)に遡る。1768 年に植民地は内務大臣の管轄となり、1784年に貿易及び植民地委員会Committee of Trade and Foreign Plantationsが設置される。ニューサウスウェールズの流刑植民地は、当時の内相シドニー卿にちなんで命名された。1792年から植民地は陸軍兼植民地大臣の管轄となり、1801年に陸軍兼植民地局Department of War and Coloniesが設置される。植民地省が陸軍省から完全に独立したのは1854年である。
1850年代に西オーストラリアを除く全てのオーストラリア植民地が自治を獲得した後も、植民地省は植民地制定法効力法(1865年)などを通じて監督機関であり続けた。1907年に、ドミニオンを管轄するセクションとその他の植民地を管轄するセクションとに分かれ、1925年にはドミニオン相が新たに任命され、ドミニオン省が植民地省から独立した。ドミニオン省は、1947年にコモンウェルス関係局Department of Commonwealth Relations、1964年にコモンウェルス大臣局Department of the Secretary of State for Commonwealth Affairsとなり、1968年に外務省と合併した。
宮崎章00