オーストラリア辞典
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Cohuna

コウヒューナ、コウフーナ


ヴィクトリア北部、マリー川流域、メルボルンの北265キロに位置する。
人口:1,979(1996)、2,178(1981)、24(1891)。


 地名は、キャンプ場あるいは先住民の友人というアボリジナルの言葉に由来すると言われるが、brolgaという鳥の名前に由来するとも言われる。この地域の入植は、マリー川の北から来たスクオッターによって1835から36年にかけて始まった。1913年から潅漑事業が始まり、酪農業が発達した。

 1925年に約1万年前の人骨コウヒューナ・スカルが見つかっている。また、1967から73年には南東のカウ・スワンプKow Swampで9,000年以上前の多数の人骨が発見された。これらの人骨は頑丈なタイプのもので、オーストラリアの人類進化に関する定説をゆるがす大きな発見になった。1950年にウサギに対するミクサマトウシスのヴィールスが初めて用いられたのも、この地域である。

 藤川隆男0203