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Clermont
クラーモント
クィーンズランド中東部、ブリスベンの北西1,010キロに位置する。
人口:2,388(1996)、1,659(1981)、821(1868)。
この地域の初期開拓者であるフランス人、オスカル・ド・サジェの出身地クレルモン・フェランClermont-Ferrandにちなんで命名された。白人の入植以前は、おそらくGabalbaraのアボリジナルの居住地であった。1845年にライカートがこの地区を探検しており、その後1850年代の初めに最初のヨーロッパ入植者たちが入植している。1861年には金が発見され、翌年は町の測量が行われ、64年に公示された。1863年にはロックハンプトンに向けて最初の金の輸送が行われた。最盛期には1,000人もの採掘者がいたが、1870年以降は大洪水や、ロックハンプトンにより近い場所で金が発見されたこともあって、クラーモントの金産業は衰退した。1862年から1880年代にかけて銅鉱山として発展し、1884年には鉄道も開通した。80年代金鉱には4,000人近い中国人が集まったが、1888年にこの金鉱地から中国人が暴動によって追い出されている。65人の犠牲者を出した1916年12月の洪水の後、町はより高い場所に移った。現在は、ベルヤンドウBelyando郡の行政の中心であり、主な産業は牧畜と石炭生産である。
田中穣・藤川隆男0603