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Chewton
チュウトン
ヴィクトリア中央部、メルボルンの115キロ北西に位置する。
人口:393(1996)、495(1966)、454(1933)、1,212(1891)、3,353(1861)。
地名は、キャッスルメイン子爵婦人の友人であったレディ・チュウトンに由来する。白人の入植以前はワイワルングのアボリジナルの居住地であった。ドクター・ベイカーの牧場を中心に集落が生まれ、ゴールドラッシュ後、1854年に測量が行われ、翌年から町の区画が売却された。フォレスト・クリーク金鉱Forest Creek Diggingsの中心地であり、1851年から1852年にかけて特に多くの金鉱夫が集中した。タウン・ホール(1860)、メソジスト教会(1861)、裁判所や金鉱監察官監視所(1864)が建設された。1861年に鉄道が開通したが、1861年から1891年の間に人口が激減した。1870年代から地下鉱脈の採掘が始まり、ワトル・ガリー鉱山にいたっては1876年から1969年まで大規模に採掘がおこなわれていた。現在でも小規模ながら生産が続いている。
この小さな町の東北にあるファラディ校で1974年に6人の児童と教師が誘拐され、犯人から身代金100万ドルを要求されるという大事件がおきた。しかし犯人は逮捕され、人質も無事保護されて、事件は解決した。
藤川隆男0303