Cecil Plains

セシル・プレインズ

　地名は、この地に1841年から42年にかけ牧場を設けたヘンリー・ラッセルの母方の家名に由来している。白人の入植以前は先住民Barunggamの居住地であった。1859年から63年まで共同所有者だったジェイムズ・テイラーJames Taylorは、ラッセルの権利を買い取り、公有地担当大臣になり、職権を乱用した土地取引で私腹を肥やした。1881年、4万頭もの羊が干ばつによって失われた。1916年まで、テイラー家が牧場を所有していたが、クィーンズランド政府が購入した。1919年には帰還兵士に土地を与えるために土地が分割され、1928年までに81人が入植した。1919年に鉄道が開通。節酒主義者の力が強く、町には1938年まで酒場が存在しなかった。1960年代に綿花栽培が始まり、1967年には、1,200ヘクタールの耕地から綿花が収穫された。現在も綿花の栽培が地域の主要産業になっている。

　藤村あい0902