オーストラリア辞典
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Cape York Peninsula

ヨーク岬半島、ケイプ・ヨーク・ペニンシュラ


クィーンズランド北端部、ヨーク岬からケアンズに至るまでの南北800キロに及ぶ三角形の半島。


 1606年にオランダの探検家ウィレム・ジャンス(ヤンツ)が半島の西の海岸に到達し、タスマンは1644年にここをカーペンタリア・ランドと命名した。1770年にはジェームズ・クックが東の海岸に到達した。1863年のジョン・ジャーディンによる入植地設置、1864年のジョンの息子であるジャーディン兄弟の調査から、半島の開拓は始まった。その後パーマ川におけるゴールドラッシュによって開拓が進んだ。今日、ここにはいくつかのアボリジナルのコミュニティーがあり、また多くの国立公園がある。ウィーパは世界最大のボーキサイトの埋蔵量を誇り、1960年代以来、コマルコがその採鉱を行っている。1863年11月には、ボーキサイト生産のためマプーン・コミュニティーのアボリジナルの強制退去が実施された。半島の多くは熱帯雨林である。半島の南西部及びプリンセス・シャーロット湾周辺では牛の飼育が行われている。

 美谷吉孝0902