Camperdown
キャンパダウン、カンパーダウン
ヴィクトリア南西部、メルボルンの西193キロに位置する。
人口:3,153(1996)、3,315(1991)、3,458(1986)、3,545(1981)、3,205(1954)、3,473(1911)、1,627(1891)、415(1861)。
1854年、副総督ラトロウブによってカンパーダウン伯に因んで命名された。白人による入植以前は、おそらくGiraiwurungあるいはKuurun Kopan Nootのアボリジナルの居住地であった。1838年にマニフォールド兄弟が入植し、1842年にパランビート農場が建設される。1850年代初めにオールド・ティンブーンOld Timboonに、続いて現在の場所に町が建設された。町の西にあるオールド・ティンブーン・インは1853年から55年にかけて建設され、1959年まで営業した。この建物は、オールド・ティンブーン入植地(この入植地はキャンパダウンによって浸食された)時代に建てられた現存する建築物の1つである。現在の町の場所に最初の建物が建ったのは1853年であり、翌年キャンパダウンと命名された。1859年に裁判所、学校、警察署が建てられた。1883年に鉄道が開通した。1880年代から90年代にかけて、この地域は大牧畜業者によって独占された。1891年に設立されたチーズ工場には、大牧畜業者がその経営に対して影響力を行使していた。1914年、大規模な共同搾乳工場が設立された。町の中央の大通りは2キロにわたって続く、ニレの木の街路樹が特徴的である。周辺地域は酪農、牧畜地帯となっている。町は1952年に自治体となり、1959年にタウンとなった。
津田博司・藤川隆男0103