Bungendore

バンガンドー

　もとは先住民ナーリーゴウNgarigoの居住地であったが、1820年代から白人による入植が始まった。1824年に植物学者アラン・カニンガムが、Bungadowと呼ばれる牧場のキャンプ地の名を記している。村の入植は1835年に始まり、1837年に町が公示された。翌年、ライムストーン平原を管轄にするバンガンドー警察区が創設された。1838年にハープ・インが造られた。バンガンドー・インが1847年に営業を始め、コブ・アンド・コウの駅馬車基地となった。聖メアリ教会は1861年、裁判所は1866年、鉄道の駅は1884年に建てられ、鉄道は1885年に開通した。1860年代には学校や製粉所も建築されている。

　現在は、鉄道も廃止され、自動車でしかアクセスはできないが、多くのカフェやアート・ギャラリーなどがあり、週末にはキャンベラからの観光客などでにぎわう。近くに金の採掘を実際に体験できる場所、バイオング・タウン・ゴールド・マイニング・ヴィレッジがある。

　藤川隆男0403