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Bribie Island
ブライビー島、ブライビー・アイランド
クィーンズランド東南部、ブリスベンより北に69キロ、縦30キロ、横7キロ、周囲51キロの島で、本土とは海峡Pumiceston Passageに架かる橋でつながっている。
人口:Bongaree 11,166(1996)、4,789(1981)、1,101(1971)、313(1947)。
ブライビー島と名づけられたのは、モートン湾Moreton Bayに囚人が輸送された後のことである。この島に逃げてきた囚人の名前に由来していると言われているが、島の先住民であったアボリジナルのヤーガラYagaraの島の名称である、Boorabeeが語源だという説もある。
マシュー・フリンダーズが1799年にこの島に到達し、その際に、この島の町の1つがフリンダーズに同行していたアボリジナルの名前をとって、ボンガリーbongareeと名づけられた。この島では1898年、最初の魚の缶詰工場が作られ、1906年に第2の工場が作られたが、これは一時的な成功に過ぎなかった。1920年の時点でこの島には20家族しか居住していなかったが、休暇シーズンになると多くのキャンパーが島にやってきていた。1953年に電気が供給されるようになり、63年に本土とつながる橋が開通して以来、島は急速に発展していった。ブリズベンに近いこともあり、現在は退職者の引退生活の場所やリゾート地、週末の観光地となっている。
中島花子・藤川隆男0403