オーストラリア辞典
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Boyd Family

ボイドファミリー



 オーストラリアで著名な芸術家・文学者ファミリー。以下の人々が含まれる。水彩画で特に有名な画家、アーサー・メリック・ボイド(1862-1940)。アーサー・メリックの孫に当たり、『混血児の愛、結婚、死』シリーズを含む絵画を手がけ、最初の展覧会を1958年に開いた画家、アーサー・メリック・ブルームフィールド・ボイド(1920-1999)。陶工で画家のデイビッド・フィールディング・ゴフ・ボイド(1924-)。彫刻家のガイ・マーティン・アべケット・ボイド(1923-1988)。時折マーティン・ミルの名を用いた作家のマーティン・アベケット・ボイド(1893-1972)。彼の小説は自身の家族について書かれたものもあり、The Montforts(1928)、Lucinda Brayford(1946)、The Cardboard Crown(1952)、A Difficult Young Man(1955)、Outbreak of Love(1957)、When Blackbirds Sing(1962)、The Tea Time of Love(1969)が代表作である。ついで、建築家で作家のロビン・ジェラード・ペンリー・ボイド(1919-1971)は、Australia's Home(1952)、The Australian Ugliness(1960)、The Great Australian Dream(1972)などを著し、モントリオールでのエキスポ67と大阪でのエキスポ70でオーストラリアのパヴィリオン建築を担当した。その他、画家で版画家のセオドア・ペンリー・ボイド(1890-1923)、陶工のウィリアム・メリック・ボイド(1888-1959)がいる。

 松田真00