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Borroloola
ボロルーラー
ノーザンテリトリー北東部、ダーウィンの南東982キロに位置する。
人口:551(1996)、659(1986)、420(1981)、55(1911)。
カーペンタリア・ハイウェイの終点に位置する町である。その名前の意味は「走る水」あるいは「ペイパーバークの木」だと考えられている。約100人の白人と町の周囲のキャンプに住むアボリジナルから町は構成されている。白人の入植以前は、Binbingaのアボリジナルの人々の居住地であった。近年は観光業が盛んになっており、地域のサーヴィス・センターとしても重要である。
ボロルーラーはマッカーサー川沿いに入植者たちが創った町である。1885年にはバークリー高地の中心地として測量が行われ、1887年までには裁判所や警察署、2つのホテルなどを持つ町になった。1891年には銅が発見され、かつては多くの中国人が住んでいたが、やがては、ほとんどゴーストタウン状態になった。その状況は鉱産資源を発見するために新たに調査が行われるまで続いた。町にあった多くの図書は、アメリカ合衆国のカーネギー・トラストから贈られたという神話がある。
田中穣・藤川隆男0403