Blayney

ブレイニー

　この地域はもとはウィラージューリー、あるいはGundunguraのアボリジナルが居住していた。最初にこの地域に入ったヨーロッパ人は、おそらく測量官ジョージ・エヴァンズである。彼は1815年にここを通過した。1820年代からスクオッターが入り、製粉工場が1837年にブレイニーの場所に設立された。そして、1843年にブレイニーの村が建設された。地名は総督ギップスの提案によるものだが、由来は不明である。1876年に鉄道が開通すると、地域のサーヴィス・センターとなった。1882年には自治体となり、1935年には郡に統合された。1957年に食肉処理場が建設され、これが町の経済を支えるようになった。北西にあるミルソープMillthorpeの入植地は、1823年に政府の牧場として開かれた場所であり、1840年から80年にかけては農業の中心地として栄えた。ゴールドラッシュが町を飛躍させたが、鉄や銅の生産も行われた。

　現在、この町の周辺は芸術家が点在する場所として知られており、週末には観光客などが訪れる。町には、1880年代頃建築の郵便局、裁判所、教会などが残っている。また近代的な風力発電所でも知られている。

　藤川隆男0403