オーストラリア辞典
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Blair Athol

ブレアー・アソル


クィーンズランド中東部、クラーモントの北西22キロ、ブリスベンの約1,032キロ北西に位置する。
人口:240(1966)、532(1954)、221(1911)。


 地名はスコットランドの村にちなんで名づけられた。白人の入植以前はWanganのアボリジナルの居住地であった。ここでは石炭が1864年に発見された。オーストラリアで初めての露天採掘は1937年に始まり、33メートルの厚さの石炭層が採掘された。鉄道は1910年に開通した。オーストラリアのコンジンク・リオティントウConzinc Riotintoは1968年に、2つの会社を買収して、露天採掘を拡大した。その結果人々は、クラーモントへ移住するようになった。1980年代には日本へ発電用石炭を供給するために、なおいっそうの拡張が図られた。石炭の開発は日本の市場を目指すものであった。近くのクラーモントは、この地域の主要な町である。現在、ブレアー・アソルの露天掘炭田は、クィーンズランド最大の産出量を誇る。労働者はすべてクラーモントに居住しており、ブレアー・アソルは単なる炭田になっている。

 美谷吉孝0702