オーストラリア辞典
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Biloela

ビロウィーラ


クィーンズランド東南部の町で、ブリスベンの北596キロに位置する。
人口:5,161(1996)、4,643(1981)、2,948(1961)、429(1933)。


 町の名前は、アボリジナルの言葉で「コカトゥー」というオーストラリア産の白いオウムを意味しているといわれる。この町はカライド・ヴァリーCallide Valleyの中心地で、この地域は綿花、小麦、肉牛を産出すると同時に主要な炭鉱地域でもある。

 白人が移住する前は、ガンガルーというアボリジナルの土地であったが、1850年にチャールズ・アーチャーがドーソン川下流を探索し、1852年に牧場を設けた場所に町が生まれた。1890年代にはカライド牧場で石炭が発見され、1900年には借地権が与えられたが、1942年に州立電力委員会によって露天掘り採掘が確立することでようやく炭鉱は発展していった。周辺地域では1923年の定住法によって稠密植民が始まり、綿花生産が始まった。翌年、町は公示され、1925年に鉄道が開通している。現在、町には歴史的な建物はあまりないが、内陸都市としては恵まれた商業施設を有している。

 石川美帆0702