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Beenleigh
ビーンリー
クィーンズランド南東部、ブリスベンの南38キロに位置する。
人口:10,344(1986)、7,839(1981)、4,216(1976)、2,458(1971)、975(1947)、73(1871)
この都市の名前は、初期の2人の入植者、デイヴィーとグディングの生誕地であるイングランドのデボンシアにある地名に由来する。もとは入植者の農場の名であった。この地域は、以前はヤーガラYagaraのアボリジナルの土地であった。ロバート・ジョンストンは1864年に砂糖とアロールート(クズウコン)を栽培するために、この地に白人として初めて入植した。1867年に製糖工場が建てられ、1885年までには地域に30の製糖工場が生まれた。
製糖時に生まれる残留物を処理するために、汽船が各地の工場を廻り、船上にはそれを用いたラム酒の蒸留所があった。その蒸留所は砂糖不況の時に一時閉鎖されたが、1917年に再開された。鉄道が開通したのは1887年のことである。現在は、サトウキビ栽培と酪農、フルーツ栽培の中心地である。特に、ラム酒で有名である。ビーンリー・ラム蒸留工場は、1864年築のオーストラリア最古のラム酒の生産工場である。
新林秀亮・藤川隆男0403