Beaufort

ボウフォート

　ウェールズのモンマスシアの村の名前、または海軍少将フランシス・ボウフォートの名前に地名は由来する。かつてこの地域はファイアリー・クリーク金鉱Fiery Creek Diggingsとして知られていた。白人の入植以前はワタワルング（別綴:Wathaurong）のアボリジナルの居住地であった。トマス・ミッチェルが1836年にここを通過した。1840年にスクオッターにより開拓され、村が設立された。1854年から1862年にかけて近辺でゴールドラッシュが起こり、この町にも採掘者が集まった。1850年代後半にはボウフォートを含む近辺5つの町に10,000人もの金鉱夫がいたが、主要な金鉱が堀り尽くされると人口は激減した。1857年にボウフォートの測量が始まり、1858年には土地の公売が始まった。メソジスト教会(1861)、ローマ・カトリック教会(1863-64)、製粉場(1865)、鉄道(1874)が建設された。また、1864年には郡の議会がここで初めて開かれた。1912年まで200人の金鉱夫が残っていたが、1914年に最後の金鉱も閉鎖された。金鉱の枯渇にともない、周辺の牧羊業や林業にサーヴィスを提供する町になった。

　師井学00