Beaudesert

ボウデゼト、ボウデゼット

　この都市の名前は、イングランドのスタフォードシアのボウ・デザート・パークにちなんで、1842年にこの地の牧場が命名されたことに由来する。この地域は、以前はバンジャラングBundjalangのアボリジナルの土地であった。パトリック・ローガンが1826年にローガン川を探索している。多くの囚人が1820年代にモートン・ベイ入植地からこの地に逃れてきた。エドワード・ホーキンスがこの地の最初のヨーロッパ人入植者である。1860年代に、土地の細分化にともなって、主要な産業が牧羊から牧牛へと転換した。村は1873年に造られ、1876年にタウンとして公示された。同年に、最初の荷馬車の郵便が到着した。1886年には、電報の中継地が開設された。1888年に鉄道が開通し、この地域の中心地がヴェアズデイルVeresdaleからここに移動した。1904年に共同酪農会社が設立された。1961年にはボーイズ・タウンがデ・ラ・サル兄弟によって建設されている。町にある最も特徴的な建築は、聖メアリ・ローマ・カトリック教会である。木造建築ではあるが、その特異な形からランド・マークになっている。

　冬季の気温は5.0-21.2度であり、夏期は19.2-31.0度である。平均年間降水量は937ミリである。現在はクィーンズランドの牛乳の主要な生産地である。

　新林秀亮・藤川隆男0403