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Barcaldine
バーコールデン(Bar-Call-dinという発音に近い)
クィーンズランド中央部、ブリスベンの北西約1,100キロに位置する。
人口:1,592(1996)、1,527(1991)、1,432(1981)、1,779(1966)、1,682(1947)、2,042(1933)、1,829(1911)、2,482(1891)。
この都市の名前は、ドナルド・キャメロンが1865年に彼の親族の故郷であるスコットランドのエアシアにある、バーコールデンにちなんで名づけた牧場名に由来する。白人が入植する以前は、この地域はイニンガイのアボリジナルの土地であった。入植後の発展は遅く、この地がロックハンプトンへの新しい鉄道のターミナルになった1886年に、ようやくタウンとして公示された。1891年の羊毛刈り職人のストライキの時に、バーコールデンの木の下で会議が行われたことを記念する「知識の木」のモニュメントが存在するが、この会議がオーストラリアで最初の労働党の創設につながったと主張されている。1891年にここで労働党が設立され、トミー・ライアンがクィーンズランド議会に選出された。また、クィーンズランド労働組合や、運輸労働者組合、クィーンズランド雇用主協会のストライキ中の拠点にもなった。
町には、オーストラリア労働者遺産博物館があり、労働党と労働運動の歴史や労働者の生活史を知る格好の場になっている。1899年建築のセント・ピーターズ教会、1908年に銀行として建てられたマソニック・ロッジなどは注目すべき建物である。
新林秀亮・藤川隆男1202