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Australian Patriotic Association
オーストラリア愛国協会
1835年にニューサウスウェールズに設立されたエマンシピストの組織。その指導的なメンバーは、会長ジョン・ジャミソンJohn Jamison、副会長W.C.ウェントワース、ウィリアム・ブランドWilliam Blandと、協会のロンドンにおける代理人チャールズ・バラーなどであった。協会はロンドンの世論や政府の政策がエマンシピストの主張を反映するようにさせることを目指していた。選挙権の拡大による代議制議会の獲得やイクスクルーシヴズとの対抗が目的であった。また流刑への反対と組織的植民の支持は、ロンドンの世論の一般的支持を得た。1838年以降は会員の離脱・無関心、内部の反目が起こり、1842年に選挙で、公選による議員が過半数を占める立法評議会が成立すると急速に衰退した。
新村祐規00