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Australia Day
オーストラリア・デイ
1788年1月26日にフィリップとその艦隊がシドニー・コウヴ(入り江)に上陸したのを記念した休日。1818年にマクウォリー総督のもとで初めて公式に祝われたが、祝日となったのは、ニューサウスウェールズ植民地建設50年が祝われた1838年からである。しかし、この日は当時、アニヴァーサリー・デイと呼ばれていた。また、この日が他の植民地や州で祝われるようになるのは、連邦運動がANAによって行われるようになった1890年代からである。
20世紀にはいると、カトリックの人々は5月24日の帝国記念日Empire Dayの名称を嫌い、これをオーストラリア・デイと呼んだ。1930年代になり、ANAの活発な活動で、ようやくオーストラリア・デイの名称が1月26日に広く用いられるようになり、1946年にオーストラリア・デイの名称がニューサウスウェールズを含むすべての州で採用された。それまでは、前記のアニヴァーサリー・デイ、ファウンデイション・デイ、プロクラメイション・デイのように、各州で異なった名称で呼ばれていた。1994年以前は、1月26日の次の月曜日を公式の休日にしている州もあったが、現在は、すべての州が実際の日、1月26日を休日にしている。
現在、多文化社会に移行していく中で、オーストラリア・デイは、新しい移民のオーストラリア国籍取得の儀式の中で中心的な役割を担っている。
山崎雅子00