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Anzac Day
アンザック・デイ
第1次世界大戦における、オーストラリア・ニュージーランド軍団(アンザック)のガリポリ半島上陸を記念した日。1915年4月25日、ダーダネルス海峡北岸のガリポリ半島に展開するトルコ軍戦線を突破するため、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド軍を中心とする遠征隊が半島南端に上陸した。3万3千人以上の戦死者(うち約4分の1がオーストラリア軍兵士)を出し作戦は失敗したが、この悲劇はオーストラリアのアイデンティティと愛国主義形成にとって重要な基盤を与えることとなる。初めてアンザック・デイが祝われたのは1916年4月25日で、ガリポリ半島において軍による戦死者追悼として挙行された。1920年代中頃にオーストラリアの祝日として各州に広まり、後に他の戦争による戦没者慰霊の役割も兼ねるようになった。アンザック・デイには、オーストラリアの各地で行進、花輪の贈呈、演説などが行われ、長くオーストラリアで最も重要な祝日であった。
藤井秀明00