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Air Force, Royal Australian Air Force (RAAF)
空軍
オーストラリアの軍隊としては、海軍、陸軍に次いで3番目に結成された軍隊である。第1次世界大戦中の1915年に組織されたオーストラリア飛行部隊(AFC)は、オーストラリア帝国軍(AIF)や、イギリス飛行部隊の一部として、中東とヨーロッパで戦い、大戦後に解散した。1921年にオーストラリア空軍(RAAF)が誕生し、1923年には、ポイント・クックに訓練学校が開設された。1930年代初頭には、ヴィクトリアのレイヴァトンLaverton、シドニー西部のリッチモンドに基地が建設された。戦間期には、イギリス海軍が、シンガポールの基地を拠点としてオーストラリアの防衛の大部分を担った。しかし1936年からは、帝国海軍との関係が懸念されるようになり、オーストラリア空軍による防衛に関心が高まった。1939年には帝国の自治領が合同で行う帝国空軍訓練計画に参加し、第2次世界大戦中には、ヨーロッパ、中東、アジア、太平洋地域で戦った(一部は、イギリス空軍に参加)。1940年、初めて女性が看護婦として空軍に入隊し、翌年には、それ以外の部署にも配置された。1947年に、女性部隊は看護婦を除いて解散した。1950年、女性が再び空軍に参加した。戦後の空軍は、朝鮮戦争やベトナム戦争に従軍し、複数の平和維持活動にも参加している。
戸渡文子00